【感想】映画「ゴーストランドの惨劇」―悪夢に囚われ夢に浸る
ホラー映画を1本観たのでさっそくご紹介します。
1日1ホラー!ってくらいホラー映画・小説が好きです。
そのぶん悪夢にうなされる夜も多いです。
でも好きなんだ!!!
タイトル
ゴーストランドの惨劇
ジャンル
洋画ホラー
ざっくりあらすじ
双子の姉妹とシングルマザーの母親が、人里離れた叔母の家に引っ越すことになった。
しかしそこは不気味な人形やアンティークが飾られている、風変わりな家。
不穏な空気を感じながらも眠りについた夜、家に押し入った暴漢に母親が襲われ、姉妹も恐ろしい惨劇を目の当たりにするのだった…。
これスキ度
★★★★☆
勝手にキャッチコピー
悪夢に囚われ夢に浸る
感想
もう暴漢2人が屑過ぎて母と姉妹が可哀想すぎて辛かった。
本当はまだあの家に身も心も囚われたままなのに、ベスは惨たらしい現実から逃れるために、妄想の未来に浸った。
かっこいい男性と結婚して、可愛い子供ができて、書き上げた小説はベストセラー。
暗い影の落とす余地もない、完璧に幸福な日々。
ベスが現実を直視できなかったのは当然だ。
囚われて数年間、化け物じみた男達の人形として弄ばれてきたのだから。
少女というだけで標的にされ、夢も希望もズタズタに切り裂かれ、逃げる気力さえ失った。
こういう辛い現実からの逃避のために幸せな自分を思い描く系の展開、めちゃくちゃ心を抉られてしまう。
古典的なのでいえばマッチ売りの少女とかね。あれつらすぎる。
状況が違えば、あんな選択をしなければ、あの場所にいなければ。
掴めたものがあったかもしれない。みじめな自分は存在しなかったかもしれない。
だからラストで2人が助かって心底救われた気持ちになった。
母親も優しく送り出してくれていたし。
ベスはきっと、妄想を現実にするために作家になるのだろう。
今度こそ、真に惨劇の夜から逃げ出して、幸せを手にするのだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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